燕岳

中房〜燕岳〜中房温泉(99.05.02-03)

5/2から5/3にかけて燕岳に行って来ました。   今回は豊科町の内藤さんと一緒で、テント泊です。

   写真はこちら

 朝、3:40池田の自宅出発、中房温泉4:20着。すでに駐車場は満杯である。何とか場所を見つけて支度を始める。同行の内藤さんがある車を見つけて声をかけている。ネットで知り合ったラインハルトさんらしい。事前にメール等で同じ日に入山する事は分かっていたがここで会えるとは思ってもみなかった。ここで出会えて良かったと後で思うことになる。

空模様は曇りで雨粒がポツポツと落ちている。天気予報は曇り後晴なので気にせずに5:00頃出発。久々の幕営山行で荷物が肩に食い込み、かなり重く感じる。第一ベンチで休憩、第二、第三と丁度いい間隔で休憩ポイントがある。第三ベンチ付近から雪が多くなってきたのでアイゼンを装着。

合戦小屋近くになると森林がまばらになり常念山脈の稜線が見えてくる。樹林帯の急登に対して精神的にかなり楽。合戦小屋はGWから営業している様だ。暖かいお汁粉に人気があるらしい。以前、夏来たときはスイカが大人気であった。合戦小屋でのんびりして11:00頃出発。合戦沢の頭で森林限界を出る。気がつくと槍が顔を覗かせている。ここで写真撮っている人多数。

ここからは燕山荘も見えてホッとする。あとは展望の良い快適な雪稜歩きだ。振り返れば安曇野から見てあんなに高かった有明山が低い・・・。天気は快晴!!

燕山荘には12:30頃到着。テント場はかなりの混雑。先に着いていたラインハルトさんが手を振っている。ありがたいことに場所を確保していてくださった。

空模様は薄曇りになってきた。低気圧の動きが予想より速くなったらしく、明日のご来光は望めそうにない。

夜、燕山荘を見に行ってみると布団1枚に2〜3人位だった様だ。夏山並である。いや装備類が夏より多いのでかなり窮屈だろう。こうなってくると苦労してテントを担ぎ上げて良かったと思う。

安曇野方面を見下ろせば夜景が小さく見える。ここから見る安曇野は漆黒の山並みに浮かぶ島のようである。

夜中に雪がテントをたたく音で何回か目が覚める。明日が心配である。

5/3朝は始めガスっていたが徐々に取れて周囲の山が見えている。ただし槍は見えず・・・

急に天気が悪くなりそうもなかったので燕岳山頂まで速攻で往復してきた。空身なので速い。時折雲のすき間から日が射す。面白い形の花崗岩が点在していて写真の良い題材になる。

←燕岳山頂から燕山荘、奥に常念岳

一旦、燕山荘に戻り写真のチャンスを伺うが雲の厚みが増すばかりであったので9:00頃撤収。ラインハルトさん夫妻に別れを告げて一気に中房まで下る。ここは急であるが距離が短いので以外と早く感じる。すれ違う人が昨日より多い。天気が下り坂なのに・・・

燕山荘付近から大天井方面→

←第二ベンチ(ここまで来ると雪はほとんど無い)

中房温泉12:30頃着。少し下った穂高町の「山のたこ平」の温泉につかって(¥400)帰った。(ここはGWでも空いている)