妙高・三田原山BC 2010.03.22
先日の乗鞍に続き妙高山の外輪山の三田原山に行ってきた。ここは山スキーヤー&ボーダーだったらかなりの人が行っておりネットにも HPが沢山あって参考になった。とは言え地形や雪質で自分で判断しなければならない場面が沢山あるのがBCの楽しいところだ。

妙高杉ノ原スキー場8:30着。8人乗りゴンドラ(¥1000)に乗り最上部の高速リフト(¥500)へ。しかし9:30から動くとのことで待ち時間をゲレンデで1本滑ってから行く。スキー場最上部は既に標高1855m。今日は登りが450m程なので楽かな? な〜んて高をくくっていたらあとでかなり疲れました。

シブタミ沢を渡る
(先行者4人が対岸に取り付いている)
リフト終点からシールを付けて一般スキーヤーの視線を感じつつ「ゲレンデ外滑走禁止」「入山は自己責任」の看板の横をすり抜けて山に入る。ここで新雪が40cm位か?

先に4人入っていてトレースをありがたく使わせてもらう<(_ _)> 一応追いついてお礼を言おうとしたが全く追いつけず。私より一回り若そうだ(^^;)

すぐにシブタミ沢と言う谷を越える。ここは前に雪崩があった所なのでそそくさと通過したい。しかし前にいる単独の人が沢の真ん中に立ち止まっている(^^;) 私は怖いので先に行かせてもらう。

明るい岳樺の斜面
沢の後は暫く急な斜面が続き、苦しい。急斜面でのキックターンもちょっと緊張。しかしそれも長く続かず傾斜も緩やかになり登りやすくなってくる。

辺りは立派な岳樺の森だ。ここまで岳樺だけが占有している山も珍しいのではないか?純林?黄葉や新緑が綺麗だろうなあ・・・

稜線が近くなると雪は飛ばされていてカチカチに凍った斜面になってしまった。 スキーでは登れなくなってきてジタバタ。もー面倒くさいのでシートラーゲンに切り替える。急斜面でツルツルで下手に動くと滑落しそうでしたが近くの岳樺の巨木があって根元の雪が根開きになっている所で休憩出来てホッとしたのだった。

佐渡山、高妻山、乙妻山
兼用靴にアイゼンを付けてザックに板を括り付けて風の抵抗があるがこのまま稜線に出る。南側が開けていて去年滑った佐渡山がちょこんと可愛く見えている。高妻山、乙妻山が大きい。

三田原山、妙高山

北アルプス後立山の向こうに劔岳
稜線に出ると目の前に妙高山の溶岩ドームが現れて圧倒される。展望は最高。南西方向は北アルプス(劔岳も!) 南は黒姫山〜高妻山 眼下には野尻湖!

黒姫山(左)
昨日の黄砂で汚れた雪も昨夜の新雪で綺麗にリセットされていた。ここは海も近い。妙高山の向こうには水平線が・・・気温は−8℃くらいで結構寒いので稜線では食事せず退散。南側の斜面は岳樺の明るい斜面。ちょい重めのパウダーで浮遊感覚が楽しい。最近やっとこの楽しさが分かってきたところ♪

南面の明るい斜面を滑る
が!快適なのは1700mくらいまで。標高を下げると雪は重くなり、沢を越えたり傾斜が緩くなったりで結構疲れた。最後のだめ押しは林道を漕ぎながら進む。ま、この時期に新雪が味わえたのだから贅沢は言えないなあ・・・

下の方はブナが多い
ここは滑りも楽しいが樹層の美しさが印象的だった。 悪雪に何度も転けたがその時にフっと上を見上げると岳樺やブナが私を優しく見下ろしている様でとても癒されたのだった。

ゲレンデトップ9:35 三田原山(2300m地点)11:25 妙高杉ノ原P 14:30
帰りは妙高温泉にある「ふれあい会館」に入って汗を流した。(¥450)

最後に野尻湖付近から妙高山を振り返る(^^)